2026/09/28 00:00

人気絵本作家・五味太郎さんは楽しいお話をたくさんかいていらっしゃいますが、「靴」については『くつ くつ みつけた』があります。ただしこの作者はトミー・ウンゲラー。翻訳したのが、五味太郎さんです。
では五味オリジナルの靴本はないのか。あります。『履きごこちのよい靴』です。
でも、子ども向けではありません。大人の絵本。「五味太郎旅の絵本」という副題が付けられています。そして「靴のはきごこちがいいと、旅行に行かねば、などと思う」と書かれたページがあります。
あるテレビ番組に登場した五味さんは「違和感こそ個人らしさ」と話していました。
これは、靴選びにも通じます。履いたときに違和感を覚える靴は、自分の足に合っていないというサイン。違和感のない「履きごこちの良い靴」を見つけたら、散歩に、そして旅に出てみては。

『くつ くつ みつけた』トミー・ウンゲラー作/五味太郎訳 (架空社、1987年刊)

『履きごこちのよい靴』五味太郎著(山と渓谷社、1989年刊)

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載77「靴が描かれていない、五味太郎さんの絵本『履きごこちのよい靴』」のダイジェストです。コラムの全文はこちら。

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。

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