2026/07/27 00:00

田園風景の広がる住まいから新幹線で東京へ向かう時、楽しみにしているのが車内誌「トランヴェール」の巻頭エッセイです。
現在連載しているのは、ミステリー作家の柚月裕子さん。今月号のタイトルは「春は靴から」。
仕事で旅に出ることが多く、その時、最低3足の靴を持って行く。ホテル用、雨用、改まった席用。さらに季節ごとの靴が加わることも。
なぜなのか。分析します。雪国育ちで子どもの頃は長靴ばかり履いていたこと、少女時代にパンプスへ憧れながらも履く機会が少なかったこと。その生い立ちが、「靴の選択肢があることがおしゃれ」という価値観を育てたと。
読んでいて思いました。人の価値観は幼い頃の暮らしの中で育まれるのだと。
子どもに「靴は大切」と言葉で伝えるだけでなく、大人が靴を大事に扱う姿を日常の中で見せること。その積み重ねが、子どもの中に“靴を大切にする文化”を育てるのではないでしょうか。


靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載69「価値観が生まれる場所」コラムの全文はこちら


大谷知子(おおや・ともこ)

靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。

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