2026/06/08 00:00

子ども靴のリユース品レンタルサイトを立ち上げた方からメールをいただきました。リユースとは「再使用」。小さくなるなどした靴を引き取り、それをレンタル。平たく言うと、お下がり靴のレンタルであり、節約の精神に基づく循環型のエコ消費と言えます。
でも、靴の場合は、単純にはいきません。靴には履いた人それぞれの歩き方=履き癖が刻まれているからです。
着地の仕方や足の運び方の微妙な違いは、中敷やソールに“轍”のように刻まれ、他の子が履くと違和感や歩きにくさとなり、足の発達や全身のバランスに影響する可能性もあります。
リコスタ社のラルフ・リーカー社長は言います。
「子ども靴は、足、延いては全身の健康に大きく関わります。特に6歳までが肝心。その間に靴代を惜しんで悪い靴を履かせ続けると、大人になってからの健康を損ないます。靴代を節約し、将来の健康を損なうのと、どちらが本当の節約なのでしょうか」。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載62「お下がりの是々非々」のダイジェストです。コラムの全文はこちら
大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。