2026/06/01 00:00

私は埼玉の田舎暮らし。生まれたのも、ここですが、大昔に通った小学校が閉校となり、さらに近い将来、小中一貫の義務教育学校とし市内の学校を三つにすると。それで気になったのが、地域社会のあり方、延いては、人との関わりの変化です。
そんなことを考えていたら、「ネオテニー」という言葉が浮かびました。「ネオテニー」は、成体として未熟なまま生まれてくること。この言葉を教えてくれた先生は「歩けないまま生まれてくる人間はネオテニーであり、自ずと親をクローズアップする」。そして「人は、人との関わりの中で育ち、中でも群れと遊ぶことが大切」と言いました。
群れ遊び、とりわけ、かけっこや鬼ごっこなどの多様な動きは、足の発達に大きな役割を果たします。人との関わりは、足に通じているのです。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載61「再びネオテニー」のダイジェストです。

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大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。