2026/04/06 00:00
コロナ禍の日本社会を見ると、医療体制の脆弱さや場当たり的な対応など、先進国とは思えない状況が続いています。そんな中で思い出すのが、「ヨーロッパからいろいろな道具が入ってきているが、多くが正しい使い方をしていない。使い方にこそ、その国の文化があるのに。だからその道具を使いこなせていないんだ」という知り合いの言葉です。
子育てにも、そんな例があると思います。西欧の育児で言われる「転んだ子どもをすぐに助け起こさない」という考え方です。自立心を育てるための行為ですが、意味を理解せずに真似るだけでは、子どもに誤ったメッセージを与えかねません。
靴も同じです。なぜ靴が必要なのか、なぜ子ども靴が重要なのかという「なぜ」を理解してこそ、本当に良い靴を自分で選べるようになります。
知識を使いこなし、次の世代に伝えていくことで、初めて文化として根付いていく。このコラムが、その道しるべになることを祈っています。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載54「日本の“ダメ”を、靴が克服するために」コラムの全文はこちら。

