2026/02/02 00:00

最近、子どもの足の「趾」について考えさせられる機会がありました。
それで思い出したのが、単行本を書くために大学教授にお目に掛かった時のこと。先生は、いきなり「立ってみて」と。そしてやおら手を引っ張りました。当然、よろけます。すると次に「靴を脱いで」と。従うしかなく脱ぐと、また手を引っ張りました。よろけましたが、前ほどではありませんでした。
先生は、裸足や草履保育の推奨者。趾が使える靴を脱いだ状態の方が体の安定が保ちやすいことを証明したのです。趾はスタビライザーのような役割を果たしているので当然です。
裸足や草履で、芝生や砂地を歩くと、趾の筋肉が動きアーチ形成や血流促進にもつながります。
しかし現代の生活環境では、裸足で歩ける場所は限られ、安全性も十分とは言えません。
だからこそ、日常生活には「良い靴」が不可欠であり、同時に時には芝生や砂地を裸足で歩くことも、足の健全な成長には必要なのです。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載45『「裸足と靴」の是々非々』コラムの全文はこちら