2026/01/26 00:00
「子どもの足に良い靴は?」という質問を、よく受けます。求められているのは、具体的な製品名なのですが、実はとても答えにくいです。
ブランド名を挙げても、そのすべてが良い靴とは言えないし、お子さんの足型に合うとは限らないからです。しかし、相手は不満げな顔。
仕方なく答えますが、どうしてもドイツやイタリア製のブランドが多くなります。
その結果、“欧州製=高価=良い靴”、さらには“高価=良い靴”という認識が生まれます。
たとえば「リコスタ」は決して安くはありませんが、価格には理由があります。まずWMSの既定に基づき作られた靴型。また靴型に革を沿わせるた釣り込みという工程がありますが、長く靴型を入れておいた方が靴型のフォルムが靴に忠実に反映されます。これらの手間はコストとなり、価格に反映されます。
でも、「高い=良い」は絶対ではありません。手頃な価格帯にも良い靴はあります。
では、どうしたらいいか。①かかとがしっかりしていること、②指の付け根で正しく曲がることな、良い靴を見分ける目を持つことです。
良い靴のポイントを理解すれば、魚や野菜を選ぶように、子どもの足に合う靴を賢く選べます。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載44「高価だから良い靴ではありません」のダイジェストです。
コラムの全文はこちら。

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。
