2026/01/19 00:00
おばあちゃんになって約30年ぶりに母子健康手帳を手に取る機会がありました。自分が母親になった時とほとんど内容が変わっていません。
省令の改正は2012年に行われましたたが、追加されたのは聴覚検査や便色カードなどで、足に関する項目はほぼ1966年の様式のままです。
「保護者の記録」というページには、はいはい、つたい歩き、ひとり歩きといった足の発達過程が、成長の最重要チェック項目として記載されています。
それにもかかわらず、健康検査の足の項目は股関節脱臼の確認だけ。足そのものの成長や異常に関する記載はありません。対照的に歯は詳細にチェックできるようになっており、扱いの差は歴然です。
子どもの歩行を支える足の発達は本来もっと重視されるべき。母子健康手帳にも足のチェック項目や成長の解説が必要です。
足と靴への意識が高まれば、子どもの足のトラブルは確実に減るはずです。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載43『「母子健康手帳」、懐かしい! ふむ、ふむ、ふむ。』コラムの全文はこちら

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。
