2025/11/12 00:00
子どもの足と靴の話をしたら、「優先順位が低い」という言葉が返って来ました。
では、何が高いの?
すぐに思いつくのは、歯です。乳歯が生えると、お母さんは、すぐに歯磨きを始めます。
噛み合わせも、歯のトラブルの一つです。実は、このトラブルに足が関係しています。
人間は、正面を向いていることが、本来の正しいポジションだと無意識のうちに認識しているそうです。歩く時、足をまっすぐに踏み出すことができず、外側に流れると、体は、“正面を向いていないぞ、ヤバい!”と、膝を内側に入れ、正面を向けさせようとします。すると腰は、内側に向き過ぎたぞ、直さなきゃと、外を向く。
この調整の連鎖が、ついには体全体のバランスを崩し、噛み合わせも狂わせてしまいます。
これを考えると、歯をきれいに育てたいなら、まず足!優先順位は、一番に躍り出ます。
低いのは、こんな体のメカニズム、そもそも足がどのように育ち、どんな働きをしているのかを知らないから。それは、コラム本文で。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載35「足、靴は優先順位が低い。なぜ?」のダイジェストです。コラムの全文はこちら。

足の踵部の骨は7個。1歳半では、6個しかありません。(拙著『子供靴はこんなに怖い』より)
