2025/10/29 00:00

赤ちゃんが足を地面に着けまいと、脚をいっぱいに開いたり、縮こめたりしている動画を、SNSで見付けました。何ともかわいい! でも、なぜ?

0歳からの足育に取り組んでいる足育アドバイザーⓇの方に聞いてみたところ、「原始反射の一種ではないでしょうか」と。

「原始反射」とは、赤ちゃんが特定の刺激に対して反射的に示す動きのことです。

いくつもの原始反射がありますが、足に関わるものでは、まず「足底反射」があります。足裏を刺激すると指が閉じるというものです。逆に指が開く反射もあります。

さらに興味深いのが、「歩行反射」です。足裏を床に触れさせようとすると、足を交互に動かし歩くような動きをするというものです。歩く力は遺伝子に埋め込まれているのですね。

前出の足育アドバイザーⓇは、原始反射を活用した足育を行っているそうです。それを試みた赤ちゃんは、2歳になる前に「靴が小さい」などと訴えたりするようです。

原始反射は、前頭葉の発達と共に消失します。ということは、消失した後、いかに育てるかは、お母さん、お父さんですよと言われているようではありませんか。


靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載㉝「歩く力は、DNAに埋め込まれている?!」のダイジェストです。コラムの全文はこちら
 

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。