2025/10/22 00:00
靴には「良い靴」であるための条件があります。では、良い子供靴とはどのようなものでしょうか。
子供の足は生まれた時にはほとんどが軟骨で、成長とともにゆっくりと骨に変わっていきます。そのため、靴はただのファッションではなく、足を守り育てる大切な道具です。踵をしっかり支え、正しい位置に保つ構造であること、指の付け根でしなやかに曲がること、爪先が適度に反り返って蹴り出しを助けることが欠かせません。
わずかな違いで履き心地が大きく変わるのが靴の難しさです。
ドイツの子供靴規格「WMS」では、足幅の違いだけでなく、屈曲位置や爪先の高さといった細部まで詳細に規定されています。
残念ながら日本にはこうした規格が存在しないため、保護者が「良い靴」を見極める知識を持つことが必要です。
これまでのコラムで書いてきたことですが、おさらいの意味でまとめました。ちゃんとおさらいしたい方は、コラム本編を読んでいただけると嬉しいです。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載㉜「おさらいしましょう、良い子供靴とは、どんな靴?」のダイジェストです。コラムの全文はこちら。

