2025/08/25 00:00

ロンドン中心部のスローンスクエア駅前にある老舗デパート「ピーター・ジョーンズ」で、印象的な光景に出会いました。
子ども靴売場でのことです。来店客が小箱から紙切れを取り出しているのです。それは、フィッティングの順番カードでした。そしてカードを差し出された販売員は、足を測ってから靴を提案していたのです。
「靴を買うときには、まず足を測る」。そんな当たり前の習慣が日本でも根づけば、子どもたちの足はもっと健やかに育つはずです。
計測には特別な機器は必要なく、簡単な定規のようなツールで十分対応できます。

そして通園・通学に適した日常用の靴を中心に、制靴対応に対応できる黒い靴やおめかし用、機能的な上履き、さらに季節ごとのブーツやサンダルも揃っていたら素敵。でも、いちばん大切なのは、デザインよりもサイズの豊富に揃えられていることです。
こんな子ども靴屋さんが、身近にあったら、どんなにいいか。そうは思いませんか。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載㉓「こんな子ども靴屋さんが、あったらいいのに!」のダイジェストです。コラムの全文はこちら

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。