2025/08/25 00:00

ロンドン中心部のスローンスクエア駅前にある老舗デパート「ピーター・ジョーンズ」で、印象的な光景に出会いました。
子ども靴売場でのことです。来店客が小箱から紙切れを取り出しているのです。それは、フィッティングの順番カードでした。そしてカードを差し出された販売員は、足を測ってから靴を提案していたのです。
「靴を買うときには、まず足を測る」。そんな当たり前の習慣が日本でも根づけば、子どもたちの足はもっと健やかに育つはずです。
計測には特別な機器は必要なく、簡単な定規のようなツールで十分対応できます。

そして通園・通学に適した日常用の靴を中心に、制靴対応に対応できる黒い靴やおめかし用、機能的な上履き、さらに季節ごとのブーツやサンダルも揃っていたら素敵。でも、いちばん大切なのは、デザインよりもサイズの豊富に揃えられていることです。
こんな子ども靴屋さんが、身近にあったら、どんなにいいか。そうは思いませんか。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載㉓「こんな子ども靴屋さんが、あったらいいのに!」のダイジェストです。コラムの全文はこちら