2025/07/22 00:00
ブラジルは、世界有数の靴産地。靴の仕事で毎年、訪れていた時期があります。
その中心は、南部のノヴォ・アンブルゴというところですが、巨大工場が並ぶ中、小規模ながら子供靴への理念を貫くメーカーがありました。その社長は、子ども靴への思いを、立派な一冊の本にまとめていました。
意外に思われるかもしれませんが、ブラジルは文化が成熟しています。その思いをさらに強くしたのが、サンパウロの街でした。
庶民的な通りで見つけた子供靴専門店では、30脚もの椅子が並び、壁一面が在庫。ディスプレイ台はありません。聞かなくても、どんなふうに販売しているかが分かりました。
足を測り、靴合わせをする。靴は、足を測って合わせる。それが、根づいているのです。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載⑮「店は、語る−靴は、足を計って合わせるものです」のダイジェストです。コラムの全文はこちらから
大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。
