2025/07/17 00:00
纏足は、女性の足を長さ9㎝ほどの理想の形に形づくるという中国の奇習。1000年にもわたり続きました。
始めるのは3歳未満が理想とされ、足の成長を止め理想の形にするために、親指以外の指を足裏に折り込み、布で強く縛り続けました。
なぜ、3歳未満なのか。それは、足が柔らかいからです。
赤ちゃんの足は軟骨が多く、特に軟骨が多い踵の骨の成長は4歳頃まで続きます。
そんな足に合わない靴を履かせると、発達に深刻な影響を及ぼす可能性がります。柔らかく未完成な足は、外からの力で変形する危険性をはらんでいます。
纏足は、そのことを逆説的に教えてくれます。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載⑭ 「纏足が教えてくれる、子供の足の柔らかさ」のダイジェストです。コラムの全文はこちらから
