2025/07/17 00:00

纏足は、女性の足を長さ9㎝ほどの理想の形に形づくるという中国の奇習。1000年にもわたり続きました。

始めるのは3歳未満が理想とされ、足の成長を止め理想の形にするために、親指以外の指を足裏に折り込み、布で強く縛り続けました。

なぜ、3歳未満なのか。それは、足が柔らかいからです。

赤ちゃんの足は軟骨が多く、特に軟骨が多い踵の骨の成長は4歳頃まで続きます。

そんな足に合わない靴を履かせると、発達に深刻な影響を及ぼす可能性がります。柔らかく未完成な足は、外からの力で変形する危険性をはらんでいます。

纏足は、そのことを逆説的に教えてくれます。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載⑭ 「纏足が教えてくれる、子供の足の柔らかさ」のダイジェストです。コラムの全文はこちらから

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。