2025/07/14 00:00
食事の作法のように、靴にも「躾」が必要ではないか──。
靴が日本の生活に根付いてからまだ70年余り。その間、靴の履き方や健康への影響は、十分に教えられてきませんでした。
しかし靴は、ファッション以前に「歩くための道具」、特に子どもにとっては「足を育てる保育具」です。
そもそも「躾」は、「作りつける=しつける」に通じているそうです。それで思いつくのが、服やきものを縫うときの「しつけ」。縫うところに、しつけをかけ、本縫いが済むと、しつけを外す。その時点で、服やきものは、自律します。
人も同じです。足の大切さや靴の正しい履き方を日々、教える(躾ける)と子どもはやがて一人で考えてできるようになる。
それが、「靴の躾」。そして、何より身体は美しく(身+美=躾)育ちます。

靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載⑬ 「躾としての靴」のダイジェストです。コラムの全文はこちらから
大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。
