2025/06/30 00:00
2017年の春、オーストリアのキンツ博士が来日し、日本の子供たちの靴のフィッティング調査を行いました。
その結果、72.1%の子供が爪先余裕10mm未満の小さい靴を履いていることが判明しました。
適正な爪先余裕は、歩行時の指の動きを考慮して必要な空間です。でも、大きすぎる靴も問題。足と靴の屈曲部がずれてしまい、歩行のぎこちなさや転倒の原因となります。
踵がしっかり合っていれば足が靴の中で安定し、正しいフィッティングに繋がります。
紐やベルトで調整・固定できる靴を選び、履くときは「踵トントン」で踵を合わせるのが基本です。
サイズ表示はあくまで目安。実際に履いて確かめることが大切です。

大谷知子(おおや・ともこ)
靴ジャーナリスト。1953年、埼玉県生まれ。靴業界誌「靴業界(現フットウエア・プレス)」を皮切りに、靴のカルチャーマガジン「シューフィル」(1997年創刊)の主筆を務めるなど、靴の取材・執筆歴は約40年。ビジネス、ファッション、カルチャー、そして健康と靴をオールラウンドにカバーし、1996年に出版した「子供靴はこんなに怖い」(宙出版刊)では、靴が子どもの足の健全な成長に大きな役割を果たすことを、初めて体系立てた形で世に知らしめた。現在は、フリーランスで海外を含め取材活動を行い、靴やアパレルの専門紙誌に執筆。講演活動も行っている。著書は、他に「百靴事典」(シューフィル刊)がある。
