2025/06/30 00:00

2017年の春、オーストリアのキンツ博士が来日し、日本の子供たちの靴のフィッティング調査を行いました。

その結果、72.1%の子供が爪先余裕10mm未満の小さい靴を履いていることが判明しました。

適正な爪先余裕は、歩行時の指の動きを考慮して必要な空間です。でも、大きすぎる靴も問題。足と靴の屈曲部がずれてしまい、歩行のぎこちなさや転倒の原因となります。

踵がしっかり合っていれば足が靴の中で安定し、正しいフィッティングに繋がります。

紐やベルトで調整・固定できる靴を選び、履くときは「踵トントン」で踵を合わせるのが基本です。

サイズ表示はあくまで目安。実際に履いて確かめることが大切です。
靴ジャーナリスト・大谷知子さんによるコラム「子供の足と靴のこと」の連載⑨ 「どんなに良い靴も、足に合っていないと働かない!」のダイジェストです。コラムの全文はこちらから